中国ECサイトでお得に仕入れをしよう!

始めてでも簡単な輸入入門

—中国ECサイトを利用した仕入れ—


輸入ビジネスや個人輸入に対するイメージは皆さんどうでしょう?
「言葉の問題がある」「リスクが高そう」「品質大丈夫?」いくらかかるの?」「納期はどのくらい?」皆さん色々なご意見があると思います。
本ページでひとつずつ回答していきたいと思います。少し長くなりますが、この記事を読み終わった後にはやってみよう!と思うかもしれません。
(思ってくれたら嬉しいです:))

言葉の問題がある?

ズバリあります!だって中国語の商品ページ見たって何を書いてあるかわからないですよね?翻訳サイトを使っても分からないって事ありますよね?
でも皆さんが日本のECサイトで商品購入する時、書いてある説明文を全部端から端まで読みますか?
例えば高額家電などの場合はどんな機能があるかスペック表とにらめっこなんてこともあるかもしれません。それでも見るのは商品サイズや主要機能等の限られた情報ぐらいなものです。
衣類であるならばサイズや素材ぐらいで、一番大切なのは画像ではないでしょうか?
では実際の出品画面を見て解説していきましょう。
中国のB toBサイト「アリババ」から見ていきます。
解説と同じ商品ページのリンクも貼っておきますので、合わせて見てみるとわかりやすいと思います。
商品はグラデーションがおしゃれなTシャツと短パンのセットアップです。
商品ページ

販売価格になります。単位が¥マークなので日本円?と思ってしまうかもしれませんが価格は中国元表記です。これはセットアップで55元(約880円)ですね。
価格の下に「>2套」とあります。この欄は最低発注量を表します。
「套」はセットを表す単位です。この商品はセットアップの為単位が「套」となっています。つまり「最低発注量は2セット以上からです」という意味になります。
この商品は2セット以上の発注であれば100セット買おうが55元のままですが、商品によっては数量ごとに価格が設定されているものもあります。

「颜色」はカラーという意味です。アイコンをクリックするとカラーバリエーションが確認できます。

「尺码」はサイズという意味です。
次は商品詳細欄を見ていきましょう。


商品重量を表します。この商品は1セット0.5kgです。
この記載重量はあくまで目安ですので、前後することは多々ありますので参考程度にとどめておいてください。

「主面料成分」は主要生地の材質という意味です。
「聚酯纤维(涤纶)」はポリエステル繊維という意味です。
続いてサイズチャートを見ていきましょう。


衣類の場合は殆どの出品者がサイズチャートを掲載している場合が多いので大変分かりやすいです。
上の表は各サイズの胸囲、袖長、着丈、パンツ丈、ヒップ、ウエストがcm単位での表記となっています。
下の段は各サイズの適合身長と体重の目安です。
「身高」は身長、「体重」はそのまま体重ですがここで要注意
体重の単位に注目してください。(斤)と書かれています。これは中国で重さを表す単位で1斤=500gとなります。なので斤表記を2で割るとkg単位になります。
Mサイズを例に見ると、
身長160-170cm / 体重47.5〜57.5kgの方に適合ということになります。
そこでまたまた要注意です。
もし手元にご自身が着られている洋服と定規等があったら寸法を測って、この表と比較してください。
おそらく同じMサイズ、Lサイズでも中国のサイズは小さくないですか?
中国の衣類全般に言えることですが、海外製品を除き衣類のサイズは小さめです。
アメリカサイズ>日本サイズ>中国サイズといった具合です。
中国規格の製品の場合は1から2サイズアップをお勧めします。
ただ衣類ですので、デザインによってオーバーサイズの物やタイトに着るもの等様々ありますので一概に言い切ることはできません。
ゆえにサイズチャートはとても重要になります。
面倒くさがらずにしっかりと確認することが失敗を避ける大事なポイントになります。


いかがでしょうか?中国語が分からなくてもポイントさえ抑えておけば、商品内容は何となく把握できる感じしませんか?
「そもそも中国語できないのにどうやって検索するの?」
基本調べたい単語を翻訳サイト等で翻訳して検索する事で補えます。
商品検索や材質等でよく使う用語集をまとめていますのでこちらのページもぜひ参考になさってください。
商材探しに役立つ用語集
最初は戸惑うかもしれませんが、中国語がわからなくても主要ポイントを抑えれば誰でも商材の検索が可能です。もしお困りのことがありましたら、お気軽に弊社の「商材探しサポートサービス」にご相談ください。
無料でサポートさせていただきます。
豊富な商品数を誇る中国のECサイトに飛び込んで見ませんか?


リスクが高い?

どのようなリスクがあるか考えてみましょう。
・商品が出荷されない
・出荷間違い
・出品画像と実物が違う
・不良品

こんな感じでしょうか?全て起こり得るリスクです。
もしご本人が中国セラーと直接取引をされる場合は全て自分で対応しなければなりません。もし日本到着後に商品に問題が発覚した場合は残念ながら後の祭りです。セラーが返品、交換に応じてくれたとしても国際送料まで負担してくれるセラーはいません。
このリスクを限りなく少なくできるのが私達MCJ BUYERSです。
弊社集荷センターに納品後、全ての商品の検品を実施*いたしますので、商品に問題があった場合は、お客様にご報告の上、中国国内で対処いたします。
返品、交換もスムーズに対応できますので、安心してお取り引きしていただけます。
*検品サービスは購入商品と届いた商品が一致するかを目的に実施いたします。機能面等詳細な検品は有料のオプションサービスとなります。


品質は大丈夫?

これもとてな重要な点ではないでしょうか?
一言で答えるのであれば良い物も悪い物もあると言ったところでしょうか。
当たり前ですよね?
「Made in China」という響きに未だにあまり良い印象を持たれていない方が多いのも事実だと思います。実際私自身「ヒドイ、、、」と声をあげたくなるような商品に出会った事も多々あります。
しかし皆さんの手元にある大手メーカーの商品も、あのビッグブランドの洋服も、安価と品質の良さで人気の衣類メーカーも未だ多くの商品が中国で生産されています。一概に中国製と言っても海外資本の元、自社工場で生産された物もあれば、委託工場で生産された物まで様々です。
共通して言えるのはしっかりと品質管理が行われているメーカーの商品は品質が良いという事です。

ではどうやって良い商品を見分けるのでしょうか?
まずは購入者のレビューを参考にしてみましょう。

これはT-MALLに出品されているとあるスマホスタンドです。
中程にある「累计评价」は累計評価という意味です。その下の「4.9」は5点満点の点数になります。
画像付きのレビューもありますので、実際の商品画像も確認できます。
評価数25444件で4.9星ですので商材としては問題なさそうです。
BtoBサイトのアリババではより詳しい内容が確認できます。

先ほどの項で説明したグラデーションのセットアップの評価欄です。
「成交」は本商品の取引成立数、その下の「采购重复率」は再購入確率を意味します。
6966件の取引実績があり、その内の5人に1人が再購入している事になります。
またその下にはいつどのサイズを何セット購入したかがわかります。
数量欄に注目して見てください。赤枠内の購入者は7/20に300セット購入しています。その下に「累计采购5721套」とあります。この購入者は今まで累計で5721セット購入したということになります。

次は同じ商品の評価欄を見て見ましょう。
左側は5点満点の星、右側は好評率を表します。
4.9星の98.72%の好評率ですから評判の良い商材であることがわかります。
もし各レビューで何が書かれているか気になるようであれば、翻訳サイトにコピーして確認すると良いでしょう。

ただし要注意なのは、当然サクラレビューも存在するという事を念頭においておいたほうが良いです。これらの情報を鵜呑みにするのは良くありませんので、あくまで参考に止めておいてください。

中国ECサイトでは同じ商品を多数のセラーが販売しているケースが見受けられます。数元程度の価格差であればおそらく品質の差はありませんが、明らかに価格差があるのであれば、同じ見た目でも品質には差があると考えた方が良いです。

弊社では無料で商材探しサポートサービスを実施しております。
例えば「ウエストがゴムなのか聞きたい」「伸縮性のある生地なのか確認したい」「セット内容を変更できないか」等お客様に変わって親身に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。


本当に安いの?

価格こそが最大の魅力です。
安くなければわざわざ中国から輸入する必要はありません。
実際に日本ブランドの製品などを除き、価格は日本よりはるかに安いです。
皆さんも中国ECサイトを初めて見たときに、価格の安さに驚かれたのではないでしょうか?
日本での販売価格に比べ半額以下の商品もたくさんあると思います。
ちょっと比較してみましょう。

Amazonに出品されているアウトドア用エアーマット

キャンプシーズンに人気のエアーマットです。Amazonでの出品金額はおおよそ3000円強です。

アリババに出品されているエアーマット

64.6〜71.25元ですので日本円で1000〜1100円程度です。
おおよそ3分の1程度の価格ですね。

ただし商品代金だけで手元に商品が届くわけではありません。
①商品代金 ②代行手数料 ③中国国内送料 ④国際送料 ⑤関税・消費税
この5つの合計が総費用となります。
それぞれの費用についてわかりやすく説明していきたいと思います。


①商品代金
購入するECサイトに表示されている価格です。
この価格に発注時の為替レートを適用した価格が日本円での価格となります。
例)商品代金が50元、レートが1元=16円の場合  50 * 16=800円

為替レートは日々変動していますので、レートを確認するようにしましょう。

②代行手数料
商品代金合計の10%*を代行手数料として頂いております。
注文時のレートを適用した日本円価格が20,000円の場合は2,000円が代行手数料となります。
*商品代金合計が10,000円未満の場合は一律で1,000円となります。

③中国国内送料は商品ページに記載されています。

数量により国内送料も変化しますので弊社ではお見積りの際、国内送料をお知らせしています。国内送料は日本に比べ総じて安価です。
送料無料の商品もたくさん出品されています。


④国際送料は当サイトの送料一覧を参考にしてください。
当然重量の重い物や、体積が大きい物程送料は高くなります。
例えば商品を10個送ったときの送料が10,000円だった場合、1個あたりの送料は1,000円です。
しかし一緒に頼む商品を増やして、20個送ったときの送料が15,000円の場合は1個あたりの送料は750円となります。
できるだけ多くの商品をまとめて送るのもポイントになります。
物量が増えてきたら海上輸送を利用する事で、送料負担もグッと抑えることが可能になります。
海上輸送に関してはまた追って詳しくご説明させていただく予定です。


⑤関税・消費税について説明します。
関税とは国内産業の保護を目的として輸入商品に課せられる税金です。
日本国内で盛んな産業の場合は関税率が高く、その逆は無税または関税率が低くなっています。
税率等について詳しくは日本税関のHPをご覧ください。

関税にはインボイス金額等に合わせて3種類の適用があります。
1.免除
 課税価格の合計額が日本円で10,000円以下の場合は関税・消費税共に免除とな
 ります。個人使用目的の場合は海外小売価格に0.6をかけた金額が課税価格と
 なります。
 ただし、革製のバッグ、パンスト・タイツ、手袋・履物、スキー靴、ニット製
 衣類等は個人使用の場合を除き、免除対象外です。

2.簡易税率
 課税価格の合計額が日本円で200,000円以下の場合は簡易税率が適用されま
 す。ただし除外品もあり。
 *希望すれば一般税率の適用も可能
簡易税率表

3.一般税率
 課税価格の合計額が日本円で200,000円以上の場合、簡易税率除外品に適用さ
 れる通常の税率です。商品、材質等により細かく設定されています。
 実行関税率表(2020年4月1日版)

関税の難しいところは、税関側が判断する点です。
海外旅行で友達にたくさんのお土産を買って帰国したら、日本の税関で「お土産の範囲を超えてる」と指摘され税金を払わされたなんて経験した人もいるのではないでしょうか?

弊社ではお見積り時に課税対象商品については予想税率をお知らせいたしますので、実際の注文前に総費用の計算ができます。


納期はどのくらい?

ビジネスを開始するのであれば納期はとても重要になってきます。
季節商材や流行の商品はタイムリーに扱ってこそ魅力があります。
概ねお支払い確認後、到着までは7日から12日程度となります。
2020年7月現在、コロナウィルスの影響で航空便の減便が続いており、一時期の極端な遅延は脱したものの、いまだ遅延傾向ではあります。
今後少しずつ解消されてくるとは思われますが、余裕を持った発注をお勧めします。


まとめ

いかがでしょうか?
少しは輸入のプロセスがクリアになったでしょうか?
弊社では輸入ビギナーの方に向け、様々な無料サービスを設けております。
もし少しでも試してみようかな?という気になったら臆せずお気軽にご相談ください。親身に対応させていただきます。
是非ご注文フローページもご覧ください。